老朽化による資産価値の低下:築20年でほぼゼロに

2026年10月30日

売れない空き家を持っていると、老朽化による資産価値の低下という「見えない損失」が進行します。木造住宅の法定耐用年数は22年ですが、実際には築20年も経つと、建物の資産価値はほぼゼロになります。放置すれば、雨漏り、シロアリ被害、腐食などが進行し、取壊し費用だけが残る状態になります。

木造住宅の法定耐用年数は22年と定められています。これは、会計・税務上の基準ですが、実際の市場価値もこれに準じます。築後10年で新築価格の約50%、築後20年で約10〜20%、築後30年でほぼ0%が相場です。

例えば、新築価格2,000万円の木造住宅を相続した場合、築後10年なら約1,000万円、築後20年なら約200〜400万円、築後30年なら建物価値はほぼゼロになります。土地の価値は別として、建物部分の資産価値は時間とともに消失します。

さらに、放置すれば老朽化が加速します。雨漏り、シロアリ被害、腐食、カビ、結露などの問題が発生し、修繕費用が膨らみます。修繕を怠れば、倒壊の危険性も高まり、特定空き家に指定されるリスクも増大します。

新潟県のような積雪地帯では、雪の重みによる屋根の損傷、凍結による水道管の破裂、除雪の負担など、特有のリスクもあります。冬季に無人の空き家を放置すれば、これらのリスクはさらに高まります。

修繕費用は高額です。屋根の補修:15万円〜50万円、外壁の塗り替え:30万円〜100万円、雨どいの修理:5万円〜15万円、水回りの修理:10万円〜30万円など、修繕費用は高額です。

売れない空き家を持っていると、老朽化による資産価値の低下という「見えない損失」が進行します。築20年でほぼゼロになり、取壊し費用だけが残る状態になります。早期に処分または活用することで、この損失を回避できます。

売れない空き家を放置せず、早期に処分または活用することで、資産価値の低下を防ぎましょう。

監修者

不明 のアバター
空き家問題解決ラボ 株式会社クラビス代表取締役
略歴
1964年 新潟市生まれ 大学卒業後、東京でサラリーマン生活の後新潟に戻り、父親の仕事(印刷資材の販売会社)を手伝うようになる。父親がガンで死亡し、33歳で社長就任。 就任後は、同人誌専門の印刷会社を創業。 新潟のご当地ヒーローのプロデュース、入浴特化型のデイサービス、セルフの脱毛サロン、中古農機具の買取販売等様々な仕事を行ってきた。
現在は、「空き家のサブリース」を中心に、空き家問題に取り組んでいる。

宅建士 相続診断士

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