築20年で無価値!資産価値低下前に売却を

2026年8月31日

相続した空き家の資産価値は、築年数とともに急速に低下します。特に木造住宅の場合、築20年も経つと建物の価値はほぼゼロになり、取壊し費用だけが残る状態になります。この現実を認識し、資産価値が下がる前に早期売却することが、資産防衛の鍵です。

木造住宅の法定耐用年数は22年と定められています。これは、会計・税務上の基準ですが、実際の市場価値もこれに準じます。築後10年で新築価格の約50%、築後20年で約10〜20%、築後30年でほぼ0%が相場です。

例えば、新築価格2,000万円の木造住宅を相続した場合、築後10年なら約1,000万円、築後20年なら約200〜400万円、築後30年なら建物価値はほぼゼロになります。土地の価値は別として、建物部分の資産価値は時間とともに消失します。

さらに、放置すれば老朽化が加速します。雨漏り、シロアリ被害、腐食、カビ、結露などの問題が発生し、修繕費用が膨らみます。修繕を怠れば、倒壊の危険性も高まり、特定空き家に指定されるリスクも増大します。

新潟県のような積雪地帯では、雪の重みによる屋根の損傷、凍結による水道管の破裂、除雪の負担など、特有のリスクもあります。冬季に無人の空き家を放置すれば、これらのリスクはさらに高まります。

一方、早期売却なら空き家特例による3,000万円控除が活用できます。売却益から3,000万円を差し引けるため、譲渡所得税を大幅に節税できます。建物に価値があるうちに売却すれば、土地だけでなく建物部分の価値も上乗せでき、より高い売却価格が期待できます。

例えば、土地500万円、建物300万円、合計800万円で売却でき、取得費(相続税評価額)が200万円の場合、譲渡所得は600万円です。3,000万円控除を適用すれば、譲渡所得は0円になり、譲渡所得税は非課税になります。

築年数が進むほど、建物の価値は低下し、修繕費用は増大します。資産価値が下がる前に、税金優遇を活用した早期処分が、資産防衛の最善策です。

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